課題名 | 7閉鎖性水域等水質負荷軽減推進事業、コマツナ栽培における施肥法改善による環境負荷低減効果、1)施設栽培土壌実態調査と簡易土壌診断方法の検討 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 継H26~27 |
年度 | 2015 |
摘要 | 【目的】コマツナをはじめとする葉菜類の施設栽培では、年間の作付け回数が多く、肥料成分が蓄積し易い。そこで、施設土壌の実態を把握するとともに、適切な肥培管理を行うための簡易診断方法について検討する。、【成果】調査した施設栽培土壌の無機態窒素含量は、0~107mg/100gと地点によって大きな差があった。このため、減肥の際は圃場ごとに診断する必要がある。減肥の指標とするため、ECと硝酸態窒素の関係を調べたところ、ECと硝酸態窒素の相関が高い圃場と、ECと硝酸態窒素の相関が見られない圃場があり、施設圃場においてはECの値を減肥の基準として用いることは不適と考えられた。一方、硝酸テスト試験紙による表示値と硝酸態窒素の関係を見ると、概ね高い相関があり、簡易に土壌中の硝酸態窒素が測定できると考えられた。また、硫酸イオン試験紙では、おおまかな土壌中の硫酸イオン量を把握でき、除塩対策の指標とすることができると考えられた。pH試験紙では、調査した4点の試験紙のうち1点(Duotest)が最も簡易土壌診断に向いていると考えられた。 |
カテゴリ | 簡易診断 簡易土壌診断 環境負荷低減 こまつな 施設栽培 施肥 肥培管理 |