課題名 |
マルチ栽培による「おかやま黒まめ」の高品質生産技術の確立 |
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所
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研究分担 |
作物・経営研究室
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研究期間 |
継H26~28 |
年度 |
2015 |
摘要 |
黒大豆は本県水田農業の基幹的作物であるが、近年、価格が低迷し厳しい状況が続いているため、大粒収量の向上が期待され、同時に近年問題化している帰化アサガオ類など難防除雑草の防除も容易となるマルチ栽培について、その効果を検討した結果、マルチ区の土壌水分は慣行培土区に比べ、乾燥時には土壌表層を中心に水分を保つ一方、過湿時には土壌水分が低く、変動幅が小さかった。成熟期の全乾物重は、マルチ区が慣行培土区より22%多かった。マルチ区は総節数では慣行培土区と変わらないものの、莢数が多く、粒径もやや大きい傾向があり、慣行培土区よりも増収した。、 倒伏軽減を目的とした、8葉期摘芯の効果を無摘芯区と比較した結果、摘芯区の倒伏程度は無摘芯区よりも小さかったものの、顕著に軽減するには至らなかった。、 開花期追肥が困難なマルチ栽培において、緩効性肥料を基肥として施用し、追肥を代替する技術の確立のため、窒素肥効シミュレーションで適すると考えられたLPS120を用い、現地試験を含む3か所で調査した結果、LPS120は前半の溶出が抑えられ、開花後の肥効が期待されたが、粗子実重、精子実重及び粒径別子実重への影響は明瞭ではなかった。、
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カテゴリ |
病害虫
あさがお
乾燥
高品質生産技術
水田
大豆
難防除雑草
防除
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