課題名 |
県産ぶどうにおける消費者ニーズと販売形態の方向 |
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所
|
研究分担 |
作物・経営研究室
|
研究期間 |
継H26~28 |
年度 |
2015 |
摘要 |
果物の消費低迷や消費ニーズが多様化している中で、本県産のブドウのブランド力アップと需要拡大の方向を明らかにするため、消費実態調査を行った結果、ブドウの競合品として、岡山県ではその他果物に加え果物加工品・菓子類を上げた消費者が多かったが、東京都ではその他果物以外は無しと回答した消費者が多かった。消費者はブドウを購入する際、性別、年齢層を問わず品種と価格を重視する傾向であった。、 東京都内での消費者アンケート調査及び各種統計資料を基に消費者ニーズの解析を行った結果、岡山県産ブドウの認知度は性別、年齢層を問わず80%以上であり、特に年齢層が高くなるほど認知度が高くなる傾向であった。購入経験については、全体の約半数程度が岡山県産ブドウの購入経験があると回答したが、ひいき度(ロイヤルティ)は低く、他県産より岡山県産を優先的に購入する消費者はほとんどいなかった。しかし、岡山県に対して高品質なイメージを持っていた。、 岡山県ブドウの市場機会を分析した結果、強みを活かして機会を取り込む方法として、高品質ブランドを活かした海外輸出の増加や健康意識の高まりに対応した機能性表示商品の開発、強みを活かして脅威に対抗する方法として、手軽かつ高品質な小房ブドウの生産拡大、弱みを補い機会を取り込む方法として、希少性をアピールすることによる高品質ブランドの強化、ブドウの観光資源化によるインバウンドの取り込み、弱みを補い脅威に対抗する方法として、規格外品の加工利用ルートの確立、SNS等の情報発信による認知度向上等が考えられた。、
|
カテゴリ |
加工
機能性
需要拡大
生産拡大
品種
ぶどう
輸出
|