気象変動に対応した春季のモモの樹勢衰弱・枯死回避技術の確立

課題名 気象変動に対応した春季のモモの樹勢衰弱・枯死回避技術の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹研究室
研究期間 継H24~28
年度 2015
摘要 1.若木の樹勢衰弱・枯死の原因究明、達観による樹勢判断から、「やや強」以上で衰弱あるいは枯死する個体が多かった。また、達観樹勢と関連が深い形質は、幹周/樹齢であり、その割合が大きい樹は樹皮の色が赤く、皮目の横径が大きい傾向が認められたため、主幹表面の形質から障害が起こりやすい樹が判断できる可能性が示唆された。、2.台木の違いが「清水白桃」の生育、収量に及ぼす影響、「ひだ国府紅しだれ」台では、枝の含水率が低く、初冬期のデンプン含有率が高く、厳寒期の導管液中のBrix値が高かったことから、耐凍性は高いと考えられた。「ひだ国府紅しだれ」台では、「筑波5号」台と比べて、樹冠面積が7割程度と小さく、樹高も低かった。また、発芽期、開花期がやや遅く、生育初期から果実が大きい傾向があったが、核割れ果や生理的落果の発生は少ない傾向があった。1樹当たりの収量は「筑波5号」台よりも少ない傾向があったが、樹冠面積当たりの収量には差が見られなかった。糖度は、結実初年度から「ひだ国府紅しだれ」台の方が高く推移する傾向があった。、3.「ひだ国府紅しだれ」種子の発芽率向上対策、除核後の傷付け処理、ジベレリン処理のみでは発芽が認められなかったが、組合せ処理によって高い発芽率が得られた。また、核から取り出した種子を湿潤条件で高温処理し、その後、40日程度の低温処理することで高い発芽率が得られた。、4.「ひだ国府紅しだれ」台木の現地適応性、過去に衰弱・枯死被害が発生した県内主産地の8園地において、「ひだ国府紅しだれ」台と慣行台「おはつもも、筑波5号」を定植し、適応性を検討した。その結果、いずれの調査樹にも障害の発生が認められず、耐凍性は判然としなかったが、過去の検討結果と同様に、「ひだ国府紅しだれ」台は地力の高い圃場条件においても慣行台より生育がやや抑制される傾向が認められた。、
カテゴリ 栽培技術 台木 もも

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