課題名 | 本格架線集材システムに対応した機械開発に向けての研究 |
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研究機関名 |
高知県立森林技術センター |
研究分担 |
森 林 経営課 |
研究期間 | 継H25~27 |
年度 | 2015 |
摘要 | 目的:本県のように急傾斜地が大半を占める地域では、長スパンで集材が可能な本格架線集材システムは欠かせないが、集材機メーカーの廃業や縮小により新規機械の確保と現保有機械の部品調達が次第に困難になってきている。そこで、将来に亘り製造・保守が可能な高知型次世代集材機の仕様を提示することで、多機能な索張り技術を誇る本県の架線技術の維持・継承につなげる。、成果:県の補助事業の採択を受け2社がH型架線集材システム用ラジコン式吊上機の試作開発を行い、当センターでは、既存機および試作開発機の性能確認等を行った。、①既存機の能力について調査した結果、巻き上げおよび巻き下げ時の速度は、無負荷のドラム直径平均時では29.6m/分であったものが、吊り荷質量1040kgでは12.8m/分と大幅に減速した。試作開発機の能力について調査した結果、既存機と同じ質量の1040kgの巻き上げと巻き下げの速度はそれぞれ30.0m/分・35.3m/分となった。このことから、巻き上げ速度については試作開発機が既存機より2.3倍と能力が高いことが明らかとなった。、②試作開発機には、集材作業を安全に実施するため警報音発生装置を備え、吊り荷重を把握できるようにしている。また、過巻き防止装置を備え、一定のところで巻き上げを停止させる機能を有しており、作業の安全にも配慮している。、 |
カテゴリ | 機械開発 傾斜地 |