(ア)持続的かつ効率的な森林施業及び林業生産技術の開発

課題名 (ア)持続的かつ効率的な森林施業及び林業生産技術の開発
課題番号 2019030635
研究機関名 森林総合研究所
研究期間 2016-2020
年度 2019
摘要 持続的かつ効率的な森林施業技術の開発について、人工林の広葉樹林化の可能性を確かめるため高齢ヒノキ人工林伐採地における広葉樹稚樹の生残調査から、高木性広葉樹の優占する林分が成立するには、伐採前に樹高2m以上の広葉樹前生稚樹が2,000本/ha以上あることが指標となることを示した。効率的な林業技術の開発について、伐採搬出時の車両走行や車両系機械地拵えによる雑草成長抑制の効果は時限的(1~3年程度)であることを明らかにした。先導的な林業生産システム開発について、ハーベスタに原木の曲がり、材密度及び強度の計測機能を付加することで、造材段階で木材の付加価値を明らかにすることができる装置を開発した。また森林利用者のための森林管理に関連して、木材等に囲まれた住環境の睡眠への影響について勤労者を対象に調べた結果、寝室に木材・木質材料が多い方が不眠症疑いの人が少なくなり、安らぎや落ち着きを感じる人が増えることを明らかにした。これらの成果は、森林施業技術の向上と林業の低コスト化に大きく貢献するものであり、さらに森林の良さについての科学的エビデンスとして、森林サービス産業の創出に促進に貢献する成果である。
カテゴリ 病害虫 雑草 低コスト

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