課題名 | 中山間地域における高収益園芸システムの実現に向けた技術体系の確立 |
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課題番号 | 2019030555 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
民間(9) 農事組合法人妙楽ファーム 公設試験機関(17) 医薬基盤・健康・栄養研究所 大学(13) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2019 |
摘要 | 中小規模施設園芸については、経営体強化プロジェクト等の外部予算を活用し、多層断熱被覆資材、ICT 等を活用した省エネ技術や低コスト園芸ハウス等を開発するとともに、燃油使用量50%以上減を達成し、従来より2 割以上低コストなハウス施工法を提供でき、これらを組み合わせることで計画を上回る、所得の3 割以上の向上が見込める技術体系が構築できた。特産野菜や薬用作物については、夏作の葉菜類として産地化の要望や輸出品目として注目されている「サイシン」について、暖地における栽培に適した有望品種を選定した。夏季ホウレンソウ栽培では、生物的土壌消毒処理期間(4 週間)及び遮熱資材利用技術による収量増加を含めたマニュアルを作成した。また、ナミテントウ代替餌システムの露地栽培への導入効果の他、放飼数を約1/3 に減らしても10%以上の防除コスト削減が可能であることを実証し、生産者と技術者向けそれぞれに「代替餌を活用した飛ばないナミテントウ技術マニュアル」を取りまとめた。AI 活用による害虫同定システムの開発について、アブラムシ3種を平均99%の推定精度で判定できる画像分類モデルを構築した。 |
カテゴリ | ICT 害虫 経営管理 コスト 施設園芸 省エネ・低コスト化 中山間地域 低コスト 土壌消毒 品種 防除 ほうれんそう 輸出 |