課題名 | 原発事故被災地域における早期営農再開のための対策技術開発 |
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課題番号 | 2019030621 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
民間(6) 社団・財団法人等(2) JAふくしま未来 地方公共団体(1市) 公設試験機関(12) 大学(11) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2019 |
摘要 | 土壌中でのカリの形態(カリ固定能・供給量、非交換性カリ)に着目し、放射性セシウムの作物への移行メカニズムの仮説を立て、移行現象を説明できることを示した。大豆の放射性セシウム吸収メカニズムを解明するため、セシウム吸着シートを活用し、放射性セシウム吸着量と主要作物の放射性セシウム濃度の関係を定式化することに成功するとともに、大豆子実への放射性セシウムの移行を最も効果的に抑制するカリ施用時期について明らかにした。「牧草地における放射性物質移行低減対策の手引き」を更新するとともに、急傾斜草地の除染の手引きの作成を進めた。放射性セシウム低吸収性育種素材の開発と関連遺伝子マーカーの作出について、水稲の低吸収性遺伝子を導入するためのマニュアルを策定し、大豆ではSOS1 遺伝子をセシウム吸収抑制効果のある遺伝子として特定した。雑草管理に関しては、除染後水田のヨシ防除対策のマニュアルを改訂するとともに、塩素酸塩粒剤によるスギナの最適処理時期・薬量を |
カテゴリ | 病害虫 育種 雑草 除染技術 水田 大豆 防除 |