課題名 | 均質で寸法安定性に優れた次世代型国産合板の開発 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部 林産試験場 |
研究分担 |
生産技術G |
研究期間 | 完R1 |
年度 | 2019 |
摘要 | 【目的】 従来よりも薄い単板を用いて積層数を増やすとともに、接着剤にp-MDIを使用することで吸湿性の抑制を図り、寸法安定性に優れた針葉樹合板を開発する。また、単板に多数の細かな傷を付ける手法(テンダーライジング)が寸法安定性に及ぼす影響を検証する。 【得られた成果と残された問題点】 p-MDI を接着剤に用いたトドマツ多積層合板は南洋材合板と同等以上の寸法安定性を有する一方、カラマツ合板で寸法安定性の向上が見られなかいことが明らかとなった。これは、p-MDI を用いた合板には樹種依存性があることを示唆しており、スギやヒノキなどの他の国産樹種における適性を把握する必要性が示された。また、低コストかつ寸法安定性の高い合板を実現するためには、接着剤塗布量や塗布方法、熱圧条件などを精査する必要がある。 |
カテゴリ | カイコ 低コスト |