| 課題名 | 農産物放射能対策事業 |
|---|---|
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
| 研究分担 |
作物環境部 |
| 研究期間 | 継H23~ |
| 年度 | 2019 |
| 摘要 | 目的:農地土壌中の放射性物質定点調査については,平成23年度から平成27年度まで,農林水産省消費・安全局農産安全管理課長からの依頼により実施してきたが,平成27年度で国の調査が打ち切りとなっている。しかし,その後,県が継続調査することとなった。本年度は,定点におけるモニタリング調査を継続し,令和元年度における土壌放射性セシウム濃度を把握する。 また,土壌中カリ含量が多いほど農作物への放射性セシウムは吸収抑制されることが知られていることから,放射性セシウムが比較的吸収されやすい作目である大豆において,施肥体系の違いが大豆栽培前後の土壌中交換性カリ含量に与える影響を明らかにすることで,土壌中カリ含量を維持するための最適な肥培管理を明らかにする。 成果1)ゲルマニウム半導体検出器による精密検査 県産農産物の放射性物質に関する精密検査を行い,12月末時点での検査点数1,349点ですべて国の基準値100Bq/kgを下回った。 2)放射性物質定点調査 本年度は県内25地点の定点土壌の放射性セシウム濃度,交換性放射性セシウム濃度,土壌中交換性カリ含量,農産物中放射性セシウム濃度を調査した。土壌放射性セシウム濃度は溶脱等により物理学的半減期より早く減少しており,農産物中放射性セシウム濃度も減少傾向であった。また,土壌中交換性放射性セシウム濃度については,減少または横ばいで推移しており,存在比や推移傾向が地域で異なっていた。 3)大豆のセシウム吸収抑制技術 土壌交換性カリ含量は,大豆の株元よりも株間が少ない傾向を示した。大豆におけるセシウム吸収抑制のための土壌交換性カリ含量の評価にあっては,土壌採取位置による違いは見られなかった。 |
| カテゴリ | 安全管理 セシウム吸収抑制技術 施肥 大豆 肥培管理 モニタリング |