課題名 | 大区画ほ場における水管理システムの活用技術の確立 |
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研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
研究分担 |
水田営農部 |
研究期間 | 継H30~R2 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:高齢化等による担い手不足のため大規模経営体への集積が進んでいるが,経営安定化のためさらなるコスト縮減が必要となっていることから,遠隔操作給排水栓を使用した労働力の省力化や地下かんがいへの活用方法の検証を行う。また,遠隔操作給排水栓を利用した流出制御効果(田んぼダム)への応用的活用方法の検証を行う。 成果:遠隔操作給水栓の活用は,用水管理労力を63~79%削減できることが確認された。地下水位制御システムが整備されているほ場においては,営農に併せた地下かんがいシステムソフトを構築できれば効率的な地下かんがいを実施できる可能性がある。 多機能型自動給水機を活用することで,ほ場の水位を一定に保つことが可能であり,大幅な水管理労力の削減に期待できる。しかし,飽水管理等については,システムの改善等が必要である。 田んぼダムなしと比較して田んぼダムありの場合,最大排水量が約1/3~1/10に少なくなった。ゴミ詰まりしにくい排水口の製品化にめどがついた。 |
カテゴリ | 遠隔操作 経営管理 コスト 省力化 大規模経営 水管理 |