課題名 | ニホンナシ「あきづき」の果肉障害対策技術の開発 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
園芸研究所
果樹研究センター |
研究期間 | 完H26~R1 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:ニホンナシ優良中生品種「あきづき」で問題となっている果肉障害の発生について、樹体要因との関係解明を行うとともに障害回避技術を開発する。 成果: (1)樹体要因と障害発生との関係解明 母樹間での発生率に有意差はあったが、高接ぎした樹体では発生率に有意差は認められなかった。 (2)障害回避技術の実証 Ca資材の葉面散布の効果は、果肉障害の発生率が高い傾向のある樹体においては、コルク状果肉障害の発生軽減効果が見られたが、水浸状果肉障害の発生軽減効果は認められなかった。 (3)障害発生と土壌の塩基バランスとの関係 コルク状障害の発生率は、その樹体が生育する土壌の塩基バランス、特にMg/K比に影響される可能性があり、交換性Ca、Mg含有量の少ない土壌ではコルク状障害の重症果率が高くなる可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 果肉障害 高接ぎ 日本なし 品種 |