課題名 | 富山型ポットイチジク栽培技術の確立 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
園芸研究所
果樹研究センター |
研究期間 | 完H29~R2 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:水稲育苗ハウスを活用したイチジク「コナドリア」の小容量ポットによる密植栽培と収穫適期判定技術等を開発する。 成果: (1)小容量ポット密植栽培技術の開発 用土量10~15Lで苗木養成し、挿し木3年目に窒素施用量19.5gで、新梢6本に制限し、2.4~3.9㎏/ポットの収量が得られると推察された。また、太く長い新梢に結実しやすく収量性が高いと考えられ、主幹長は短い方が発生する新梢のバラツキが小さい傾向があると推察された。 (2)収穫適期判定技術の開発 果皮色のHue値と果実硬度により試作したカラーチャートは熟期判定に適合性があると推察された。 (3)日持ち性向上技術の開発 二酸化炭素処理による日持ち性向上効果は、果皮色3の果実で可能性があるが、果皮色3では未熟で食味が劣り、果皮色4以上では無処理と同様に日持ち性が悪いことから、二酸化炭素処理の実用性は低いと思われた。 (4)黒系品種‘ネグローネ’ のポット栽培適応性検証 挿し木苗養成時において、窒素施用量が多いほど地際部径が太く苗木長が長い苗木を得やすいと考えられた。 |
カテゴリ | 育苗 いちじく カラー 栽培技術 挿し木 水稲 品種 良食味 |