4生育診断・予測技術の確立 (5)予測技術を駆使したICT活用によるなし栽培支援システムの構築

課題名 4生育診断・予測技術の確立 (5)予測技術を駆使したICT活用によるなし栽培支援システムの構築
研究機関名 栃木県農業試験場
研究分担 果樹研究室
研究期間 継H29~R1
年度 2019
摘要 目的:前年の影響が当年の果実生育に及ぼす影響や品種間差を明らかにし、貯蔵養分が翌年の生育に及ぼす影響を明らかにする。
また、予測プログラムの高精度化を図るため、LAI・葉数の簡易測定技術を検討し、樹体生育状況の数値化を図る。
成果:樹体の貯蔵養分(糖度、硝酸イオン濃度、デンプン濃度)の変動は、各処理区とも概ね同様の挙動を示したが、着果管理や、品種の違いによって大きくはないものの差が生じることが示唆された。貯蔵養分の変動には一定の傾向があり、ある時期の貯蔵養分濃度を測定することで、その後の挙動(濃度の推移)を予測することが可能であると示唆された。
 メッシュ気象データから、生育診断予測を行いたい圃場とアメダス地点との温度差を読み取り、それを予測計算式に反映させることで、より高精度の予測が可能であると考えられた。メッシュ気象データに基づく予測では、最寄りのアメダスデータを用いた予測と比較して、実際の収穫日との差が小さくなった。
 生育診断予測情報および生育特性情報は農試HPで公開され、生育情報をまとめて閲覧することができるようになった。また、関係機関サイトとのリンクにより、病害虫発生予察情報等の関連情報にもアクセスできるようになった。
カテゴリ ICT 害虫 簡易測定 品種

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