課題名 | 9施設・装置等を活用した省力・快適な生産技術の確立 (4)次世代の果樹栽培法「根圏制御栽培法」導入実践による産地活性化 |
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研究機関名 |
栃木県農業試験場 |
研究分担 |
果樹研究室 |
研究期間 | 継H28~ R2 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:果樹類の早期多収技術、高品質果実生産技術、新技術(根圏)導入促進を図るための省力施設の開発、クローン苗供給技術の開発、多様な根圏導入の実証、根圏に携わる人材の育成。 成果:根圏シャインマスカットの定量かん水制御では、結実から収穫までの日かん水量を4水準(24~ 54L/樹)設定し果実品質を比較した結果、36L/樹のとき1粒重は最大となった。定水分率制御では2水準を設定した結果、高水準で1粒重は大きくなったが、定量かん水制御の最適水準には及ばなかった。 根圏シャインマスカットでは、4年生樹に対しLP尿素と塩安を8:2の割合(窒素成分比)で基肥施用したとき1粒重は最大となり、全量を緩効性のLP尿素で施用した場合を14%上回った。 根圏あかつきでは、基肥窒素の2割を即効性窒素で施用した場合、全量緩効性窒素の場合に比べ果重が増加した。 クローン苗の発根に適した条件に関しては、全般に発根率が著しく低いことから、温度条件や湿度保持の方法、給水方法など培養条件を再確認していく必要性がある。 |
カテゴリ | クローン苗 根圏制御 ぶどう |