課題名 | 新農薬効果薬害受託試験 |
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研究機関名 |
佐賀県上場営農センター |
研究分担 |
畑作・野菜研究担当 畜産・果樹研究担当 |
研究期間 | 継H18~ |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:登録前の薬剤について、その効果や薬害の有無を検証するとともに、効果的な防除体系を確立する。 成果:①カンキツ類のチャノキイロアザミウマに対するモベントフロアブル 2,000倍は、8月13日の調査で果梗部の被害果率が1.0%(被害度0.2)となり、果頂部の被害果は認められなかった。無処理と比較して防除効果が認められ、対照薬剤と同等の防除効果を示した。薬害は認められなかった。 ②タマネギのネギアザミウマに対するグレーシア乳剤2,000倍は、1回目散布では、散布3日後の補正密度指数が5.9で防除効果が高く、8日後の調査では同11.8と効果ありの結果となった。しかし、14日後の調査では同66.0となったことから,散布8日~14日の間に薬効が消失したと考えられた。対照薬剤との比較では、散布8日後ではすべての対照薬剤と同等以上の防除効果を示したが、14日後にはオルトラン水和剤と同等、トクチオン乳剤、ディアナSC、ビリーブ水和剤、ファインセーブFLに劣る結果となった。 なお、グレーシア乳剤にワイドコートを加用した場合は、残効期間が14日後まで延びる結果となった。 |
カテゴリ | 病害虫 たまねぎ ねぎ 農薬 防除 薬剤 その他のかんきつ |