| 課題名 | いちご新品種の高収量・高品質生産技術の開発 |
|---|---|
| 研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
| 研究分担 |
野菜・花き部 |
| 研究期間 | 新R1~3 |
| 年度 | 2019 |
| 摘要 | 目的: 本県で育成された「佐賀i9号」は、果皮色が濃赤で収量が多く、食味に優れることからポスト「さがほのか」として県内で普及拡大が進んでいる。しかし、品種特性に応じた栽培技術が未確立であり、また、果実品質の低下や病害虫の発生が現地で問題となっている。そこで、新品種の特性に応じた高収量・高品質生産技術を確立する。 成果:①「佐賀i9号」の花芽分化は、昼30~25℃、夜25~20℃において日平均気温が高いほど、花芽分化が遅くなった。また、日中の温度が大きく影響することが示唆されたことから、日中の下温は花芽分化促進に有効と考えられた。施肥量は、特に花芽分化時期の気温が高い場合、8月下旬以降の体内窒素濃度を50 ppm程度に抑えることで、100~200ppmより花芽分化が1週間程度早くなった。②育苗期の花芽分化前進化技術として、紙ポットや施肥量の違いについて検討を行った結果、紙ポットでは、培地内温度は黒ポリポットに比べて8/1~31の間で日平均3.4℃低く推移し、花芽分化は黒ポリポットに比べて10~14日程度前進化することを明らかにした。施肥量では、体内窒素濃度が9月上旬まで100ppm以上に高く推移した場合、花芽分化が遅くなることから、株当たり施肥窒素量は75~150㎎程度がよいと考えられた。③土耕での栽植密度について検討を行った結果、2月末までの株当たり商品果収量は株間23㎝が最も高くなり、10a当たり商品果収量では株間20㎝が最も収量性が高かった。④本圃での基肥追肥量について検討を行った結果、年内の株当たり商品果収量は、株当たり窒素成分量2.52g-1.68gが最も高く、2月末では0.84g-1.68gが最も高くなった。⑤軟果による果実品質の低下について、定植後の栽培期間中の湿度、潅水量が果皮硬度に及ぼす影響を検討した。その結果、12~1月における「佐賀i9号」の果皮硬度は、日中の湿度を95%程度で管理すると、85%程度で管理するより柔らかくなった。一方、潅水量の違いでは、果皮硬度に差は見られなかった。 |
| カテゴリ | 育苗 いちご 害虫 高品質生産技術 栽培技術 新品種 施肥 品種 良食味 |