課題名 | 大規模栽培に適応したキュウリ環境制御技術の開発 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
野菜・花き部
企画調整部 |
研究期間 | 新R1~5 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:統合環境制御技術を用い、キュウリ生産の拡大と安定化を図るため、大規模経営が可能となる省力的栽培方法や環境制御技術を開発する。 成果:①養液栽培における飽差管理が生育および収量に及ぼす影響を検討した。その結果、着果数、開花節位、節間長、葉長、茎径に差がなく、商品果収量は同程度であった。②養液栽培において、灌水管理の違いが生育および収量に及ぼす影響を検討した。排液率が約30%となるように灌水した区(中灌水区)と中灌水区の1.5倍量の灌水をした区(多灌水区)の生育および収量を調査した。その結果、開花節位、節間長、葉長および茎径に差はなかったが、11月下旬から12月下旬の着果節数は中灌水区の方がやや多かった。商品果収量は中灌水区の方が多かった。③「自動面積計」で測定した葉面積と「デジタルカメラおよび画像解析ソフト」を用いて非破壊で測定した葉面積は線形関数で近似でき、高い相関が得られた。このことにより、デジタルカメラおよび画像解析ソフトを用いて非破壊で葉面積を測定することが可能であると示唆された。④キュウリ植物体の重量の日変化(成長量)を、自作の重量センサを用いて計測した。自作の重量センサのデータは、リアルタイムでパソコンや携帯電話で確認することができるようにネットワークを構築することができた。 |
カテゴリ | 環境制御 きゅうり 大規模経営 水管理 養液栽培 |