課題名 | 攻めの農業実現のための水稲品種の育成 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
作物部 |
研究期間 | 完H27~R1 |
年度 | 2019 |
摘要 | 目的:高温条件でも高品質・良食味で、病害虫に強いうるちやもち品種を育成する。また、登熟期の高温条件でも溶けの速い酒米品種、直播適性や機能性成分に富む品種など多様なニーズに対応する品種を育成する。 成果:①トビイロウンカ抵抗性遺伝子bph11保有が推定される中生系統の「佐賀62号」「佐賀63号」「佐賀IL1号(さがびより同質遺伝子系統))」「佐賀67号(さ系1512)」を生産力検定本試験に供試し、「佐賀63号」については奨励品種決定調査現地調査に供試し、やや有望から再検討という評価を得た。②生産力検定予備試験に供試した18系統のうち、早生の「さ系S1470」、晩生の「さ系S1400」「さ系S1609」は多収でいもち病にも強いことからやや有望とし、継続検討とした。また、中生の「さ系S1583」や晩生の「さ系S1648」を再検討とした。大粒・多収・良質の「さ系S1400・佐賀52号」や「山田錦」「佐賀65号」等を交配親とした単独系統(8組合せ)22系統(F5)の選抜を行い、6系統を後代系統に進めた。③2㎡の正方形鉄枠での湿籾湛水表面播きによる検定を行った。「佐賀63号」「佐賀69号」「さ系1514」「さ系1555」は、転び苗率が10%以下と少なく、直播適性があると考えられた。④一般公開において、有望系統「佐賀69号」の食味評価を実施した。100名の回答があり、約7割の人が「ヒノヒカリ」よりおいしいという評価であった。 |
カテゴリ | いもち病 害虫 機能性成分 酒造好適米 水稲 抵抗性遺伝子 品種 良食味 |