課題名 | 寒冷地大区画圃場における超省力水田輪作営農システムの実現に向けた技術体系の確立 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農研 生産基盤研究領域 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農研 水田作研究領域 |
協力分担関係 |
民間(10) 農協・農事組合法人(2) 地方公共団体(4) 公設試験研究機関(26)(のべ数) 大学(5)(のべ数) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | 大規模水田作経営に求められる耕うん・播種から肥培管理・収穫に至るまでの、ICT、大型機械を活用した超省力的機械化一貫体系は、現地実証(福島先端プロ)において乾田直播水稲-子実用トウモロコシ―ダイズの水田輪作体系を実証し、第4期にわたる一連の現地実証試験により全算入生産費の 40%削減を達成するとともに、SOP 作成を進めた。東北地域日本海側で普及が求められる低コスト直播体系の確立に関しては、無コーティング水稲湛水直播の収量性、省力性、低コスト性の実証を行った。その結果、根出し種子の効果に関しては、常温でも 15 日間保存可能であること、所内圃場で播種時水量が多く播種速度が遅いと播種後土壌表面硬度が柔らかくなり、苗立率が低下することを見出した。また、有効な初中期用と中期用の除草剤を用いることでイボクサに対する除草効果が向上した。加えて経営モデルを用いたシミュレーションを行い、各技術の導入効果を提示した。以上より、苗立ち率確保対策も含めて、無コーティング種子代かき同時播種栽培体系を確立し、これらの研究成果に基づくマニュアルの改訂版を作成した。直播技術導入条件の解明については、東北地域の直播適性マップを作成した。 |
カテゴリ | ICT 乾田直播 機械化 経営管理 経営モデル 栽培体系 除草 除草剤 水田 大豆 超省力 低コスト とうもろこし 播種 肥培管理 無コーティング種子 輪作 輪作体系 |