寒冷地の高栄養飼料生産と家畜排せつ物の農地還元による耕畜連携技術体系の確立

課題名 寒冷地の高栄養飼料生産と家畜排せつ物の農地還元による耕畜連携技術体系の確立
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農研 畜産飼料作研究領域
協力分担関係 民間(6)
(一財)三沢畜産公社三沢市営牧場
地方公共団体(2)
東北大学
岩手県立大学
島根大学
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 子実用トウモロコシ栽培に適した品種を明らかにし、殺虫剤散布を行い、虫害の発生を抑制して全刈収量を高めるとともに(107~115%)、湿害対策に畝立て播種が有効であることを見出すなど、トウモロコシの安定多収技術を開発した。リビングマルチによる飼料用大豆栽培では、イタリアンライグラス(IRG)を出穂始期に収穫、一月後に収穫と大豆の同時播種を行う体系で大豆の収量が高いことを明らかにするとともに、現地実証データから大豆生産に要する変動費は 19.0 円/kg になると試算された。穀実の簡易・迅速調製技術フレコンラップ法の技術の農業者への移行等を行い、調製面積は 77.4ha まで拡大した。また、調製コストはトウモロコシ子実で 12.9 円(200 ロール)であり、子実用トウモロコシ生産の収支は産地交付金等を加味するとプラスになることを明らかにした。センシングシステムの改良では、機械学習を利用した行動識別(採食、反芻、起立横臥)プログラムを作成し、牛の後頭部に取り付けた加速度計のデータから 80%以上の確率で採食や反芻行動の判別を可能とした。また、現地における発情発見センサの導入前後の分娩間隔と経済性を比較し、分娩間隔は 14.2 日短縮されることを示すとともに、30 頭規模の経営の場合、費用回収までに約 5 年かかり、その後は約29 万円/年の増収と試算された。
カテゴリ 安定多収技術 イタリアンライグラス 経営管理 コスト 湿害 飼料用作物 センシング 大豆 とうもろこし 播種 品種

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