課題名 | 地域飼料資源を活用した黒毛和種の中小規模生産システムの実現に向けた技術体系の確立 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農研 畜産・鳥獣害研究領域 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農研 営農生産体系研究領域 |
協力分担関係 |
民間(2) 農協・農事組合法人(4) 公設試験研究機関(9) (独)家畜改良センター十勝牧場 |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | 汎用型微細断飼料収穫機の改良試作では、①ワゴンの油圧強化(作業効率化)、②ワゴン上昇機構の追加(4t トラック積載対応、従来機は 2t トラック専用、人件費・機械費低減)、③ バックモニター、距離センサの追加(作業効率化、安全性向上)を行うことで一度に輸送できる切断飼料が倍増し、輸送コストを低減できた。WCS 用稲の収穫期間は、早生品種「つきはやか」と晩生品種「つきすずか」を組み合わせた体系により、8 月後半~10 月の約 70 日間に延長し、収量・品質ともに良好な WCS 用イネを収穫できることを示した。地域飼料資源を活用した黒毛和種の低コスト生産システムの開発では、複数草種の組み合わせとしてバヒアグラス品種をトールフェスク 2 品種の各圃場に追播すると、バヒアグラスが定着することを見出した。UAV 画像による雑草検出技術のため、草地圃場における雑草抽出技術のアルゴリズムを改良(大課題 7 と連携)し、雑草判別率 70%以上を達成した。これらの技術とともに周年親子放牧マニュアルを活用し、放牧期間 200 日間を安定的に確保するという目標を達成した。また、高栄養飼料イネ WCS 給与や放牧による育成・肥育管理プログラムにより繁殖牛1年1産、去勢育成牛日増体量 1.0kg 維持し、地域飼料資源を活用した黒毛和種の低コスト生産システムを確立した。 |
カテゴリ | コスト 雑草 収穫機 低コスト 繁殖性改善 品種 輸送 |