課題名 | 次世代作物開発にむけた新規遺伝子の探索および新規育種素材の開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物開発センター 基盤研究領域 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物開発センター 畑作物研究領域 |
協力分担関係 |
民間(1) 公設試験研究機関(5) (国研)国際農林水産業研究センター 大学(18) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | イネ有用遺伝子として根の伸長角度を制御する遺伝子を同定した。さらに、これまでの成果を取りまとめ、225 個の遺伝子について関連する形質情報や他作物でのホモログ遺伝子情報、遺伝子配列情報等を収集した有用遺伝子カタログを整備した。有用変異体について、イネでは米品質の高温障害耐性や白葉枯病菌耐性の系統を新たな育種素材候補としたほか、早生、大 粒、高収量性、難脱粒性、良発芽性などを示す系統を選抜した。難脱粒性は遺伝子を特定して公表した。コムギでは耐凍性やコムギ縞萎縮病 II 型抵抗性の選抜、ダイズでは短節間変異の原因遺伝子候補を見出して DNA マーカーを作出するとともに、新たに変異体を取得した。種子成分に関する変異体候補を選抜したほか、ダイズサポニン合成の鍵となる糖転移酵素の遺 伝子を見出した。10 種類以上の形質について有用変異体を評価した。植物遺伝資源に関する情報データベースについては、PGRAsia プロジェクトで得られた特性データを公開したほか、イネコアコレクションのゲノム情報を公開した。 このほかに、新たにムーンショット型研究開発事業の採択並びに分担者として研究を開始するなど、大型プロジェクト予算獲得による研究体制の構築を進めた。 |
カテゴリ | 育種 萎縮病 遺伝資源 高温対策 大豆 データベース DNAマーカー 抵抗性 |