ゲノム育種技術等を活用した新規有用花きの開発

課題名 ゲノム育種技術等を活用した新規有用花きの開発
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き部門 花き遺伝育種研究領域
協力分担関係 民間(5)
社団・財団法人等(1)
公設試験研究機関(10)
日本大学
大阪府立大学
岩手大学
筑波大
国立遺伝学研究所
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 キク DNA マーカーの開発については、効率的なマーカー開発手法を利用して、高温開花性及びアントシアニン含量と有意に相関のあるマーカーを開発するともに、2つの品種から異なるキク白さび病抵抗性遺伝子座を判別できるDNA マーカーを開発した。萎凋細菌病抵抗性や良日持ち性を有するカーネーション品種・系統の育成については、選抜した「1831-24Z」について収量性等特性調査を行い、一株あたり2本の年内収量が見込まれることから有望系統であると評価した。
青色かつ不稔のキク形質転換体の作出と選抜については、青色で雌性雄性共に不稔と考えられた形質転換体 10 個体作出するとともに、これまでに得た青色かつ不稔のキク系統の形質安定性を評価し、実用化に向けた候補系統を 5 個体選抜した。不稔化遺伝子に対する TALEN ベクター及び CRISPR/ Cas9 ベクターを用いた試験に関して、ゲノム編集活性を確認及び評価した。その中で、カルスレベルにおいて最もゲノム編集活性が高い TALEN ベクターを 1 種類選抜した。
このほか、新たな需要拡大が見込まれるダリアにおいて、短所であった日持ち性が大幅に改善した良日持ち性ダリア品種「エターニティトーチ」、「エターニティロマンス」及び「エターニティルージュ」の3品種を育成し、品種登録出願した。4カ所の実証試験ではいずれも良好な結果が得られている。トルコギキョウ立枯病抵抗性 DNA マーカーの開発については、Fusarium solani 立枯病抵抗性遺伝子 QTL3 座を確実に識別可能な選抜マーカーを開発した。また、F. solani によるトルコギキョウ立枯病抵抗性の水耕装置を用いた簡易検定法を開発した。
カテゴリ カーネーション 簡易検定法 きく ゲノム育種 需要拡大 立枯病 ダリア DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 トルコギキョウ 品種

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