課題名 | 多獲性魚種の品質向上等に関する試験研究開発 |
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研究機関名 |
青森県産業技術センター
食品総合研究所 |
研究分担 |
水産食品化学部 |
研究期間 | 継R元~R5 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:比較的安定して漁獲される魚種について加工特性を解明するとともに、新規冷媒であるスラリーアイスの活用方法、近赤外分光装置やフィッシュアナライザーによる品質の非破壊計測技術を確立する。 成果: イワシの一般成分の季節変化の把握に関する研究では、八戸港に水揚げされたマイワシとカタクチイワシの脂質を分析し、マイワシは7月から12月にかけて増加し、八戸沖で漁場が形成される12月に最大となること、カタクチイワシは9月から11月にかけて大きな変化がないことを明らかにした。 スラリーアイスによる冷却保管技術に関する研究では、水揚げ後のマイワシ及び、漁獲後のカタクチイワシは水氷よりもスラリーアイスを用いた冷却が鮮度を保持できることを明らかにした。 イワシの非破壊測定技術に関する研究では、マイワシの近赤外分析値と脂質の化学分析によるデータを解析し、相関が認められ、脂質の非破壊計測が可能と判断した。また、マイワシの電気抵抗値とK値のデータを解析し、鮮度の非破壊計測が可能と判断した。 |
カテゴリ | 加工特性 近赤外分析 測定技術 保存・貯蔵 |