課題名 | イチジク,ブルーベリーの産地化に資する新技術の開発 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
花き・果樹部 |
研究期間 | 継H29~R3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的: 栽培面積が増加傾向であり,今後とも需要が見込まれるイチジク及びブルーベリーについて,新規栽培者が栽培を開始するに当たって取り組みやすい新たな技術を開発する。 得られた成果: ①イチジクでは,本県に適する生食用イチジクの検索を行うため,「ザ・キング」など11品種を栽培し,果実品質を調査した。この結果,「ビオレ・ソリエス」など5品種が食及び収量の面から優れていると確認できたことから,有望品種として公表した。オールバック整枝及び根域制限栽培では,慣行より樹高が低く押さえられるが,根域制限栽培では,収量に慣行との差はなく,強風により樹体が傾倒することから,実用的でないと考えられた。定植4年目の主枝3本オールバック整枝の収量は,慣行の約10倍であり,収穫時間及びせん定時間に慣行との差はみられなかった。 ②ブルーベリーでは,養液土耕栽培の定植2年目の総新梢長と新梢数はすべての品種で慣行栽培区に比べて優れた。定植5年目における収量は全ての品種で慣行を上回ったが,定植6年目以降は品種によって個体差がみられるようになった。不透水性光反射シートの敷設により,糖度,果実肥大が向上する傾向がみられた。 |
カテゴリ | いちじく 栽培技術 品種 ブルーベリー |