果樹生産の大幅な省力化に向けた作業用機械の自動化・ロボット化と機械化樹形の開発

課題名 果樹生産の大幅な省力化に向けた作業用機械の自動化・ロボット化と機械化樹形の開発
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 花き・果樹部
研究期間 完H28~R2
年度 2020
摘要 目的:
 リンゴ生産における自動作業管理機の導入を可能とするジョイントV字樹の側枝を安定して確保できるせん定方法を明らかにするとともに,開発する収穫ロオボットにとって望ましい栽培様式(着果方法,樹体管理方法)を検討する。また,ジョイントV字樹形に対する自動作業管理機の導入試験を通じて,既存作業機械体系に対する省力性を検討する。
得られた成果:
①薬剤散布量を30%削減しても病害虫の発生率に慣行との差はみられなかった。
②冬季に‘詰めせん定’を行い,落花直後から約10日間隔で有機酸カルシウム剤300倍液を5回散布することにより,年間作業時間の約23%を占めていた夏季摘心作業が省略できることを明らかにした。
③慣行樹形の主要作業時間176.3時間に対してジョイントV字樹形では130.3時間となり,樹形による作業時間の削減率が26.1%となった。主要作業に自動走行車両を利用すると91.5時間となり,作業時間の削減率が48.1%と慣行労働時間の約半分にまで削減できることが明らかになった。
④慣行の10a当たり目標収量3.5トンに対し,ジョイントV字樹では4~5トンとなり,多収栽培方であることが確認できた。
カテゴリ 害虫 機械化 作業管理 省力化 薬剤 りんご ロボット

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