課題名 | 多様なニーズに対応した水稲・大豆病害虫適正管理技術の開発 |
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研究機関名 |
新潟県農業総合研究所
作物研究センター |
研究分担 |
作物研栽培科・病害虫チーム |
研究期間 | 継R1~R3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:品種や栽培方式毎の病害虫発生リスクを把握し、生産者のニーズに対応したきめ細やかな病害虫管理技術を構築する。 成果:「新之助」の早期発病の紋枯病防除について、水平進展には7月上旬、垂直進展には8月上旬の効果が高いと考えられた。病斑高率と収量の関係は「新之助」と「こしいぶき」で異なる可能性が示唆されたが、発病と収量の関係には年次間差があったため、さらなるデータの蓄積と年次間差の要因の検討が必要である。 県内17地区のアカヒゲホソミドリカスミカメのジノテフランに対する感受性を評価した。1地区で感受性の低下が確認されたが、感受性低下のレベルは防除効果が確保できる程度と見込まれた。他の16地区では感受性の低下は認められなかった。 大豆の葉焼病について病原菌を時期別に接種し、銅剤散布と組み合わせて発病及び収量との関係を調査した。7月下旬及び8月中旬からの発病で収量が低下する可能性が示唆された。ただし、ほ場内の生育ムラが撹乱要因と考えられたことから、再検討が必要である。 |
カテゴリ | 害虫 管理技術 水稲 大豆 品種 防除 |