課題名 | 園芸における環境にやさしい病害虫・土壌および栄養の多様な制御技術の開発 |
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研究機関名 |
新潟県農業総合研究所
園芸研究センター |
研究分担 |
園研環境・施設科 |
研究期間 | 完H30~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:難防除並びに新規侵入病害虫の防除対策技術、作物の生理障害や施設環境の制御技術、省エネルギー技術などの基礎的データを収集する。 成果:いちご高設栽培におけるハダニ類に対するミヤコカブリダニ製剤、チリカブリダニ製剤は、いずれも防除効果が認められた。ナシ黒星病菌のベノミル剤、DMI剤、SDHI剤感受性を、薬剤含有培地上の分生胞子発芽と発芽管伸長観察によって簡易評価した。ねぎにおける大麦リビングマルチは、ネギアザミウマの密度を抑制し、被害は慣行防除と同等であった。露地なす栽培では、選択的殺虫剤を使用し、下草を草生管理すると、ハダニ類等害虫の発生が減少した。ブロッコリー黒すす病に対する7品種の比較試験を行ったが差は判然としなかった。ナシ落葉処理は黒星病の胞子飛散を大幅に低減したが、発病抑制効果は判然としなかった。ユリ葉先枯れ症の現地常発土壌にはNaが蓄積している傾向があり、生産者の井戸水を用いた試験栽培で葉先枯れ症が再現できた。チューリップ球根栽培では、施肥量や球根NPK濃度には生産者間で大きな幅があり、球根成分には施肥量だけでなく土壌条件が大きく影響していると思われた。 |
カテゴリ | いちご 害虫 黒星病 省エネ・低コスト化 生理障害 施肥 チューリップ なす ねぎ 品種 ブロッコリー 防除 薬剤 ゆり |