野菜の病害虫発生リスク「見える化」技術の開発

課題名 野菜の病害虫発生リスク「見える化」技術の開発
研究機関名 石川県農林総合研究センター  農業試験場
研究分担 資源加工研究部・生物資源G
研究期間 完(H30~32)
年度 2020
摘要 【目的】農業の現場では、世代交代が進むとともに新規就農者が増加している。その中で、技術伝承を支えるとともに、効率化や省力化を実現するツールが求められている。そこで、広域を一度に観測可能なドローンを用いて、圃場内の病害虫の発生分布を簡易に予測し、効率的な防除を可能にする「見える化」技術を開発する。ここでは、アブラナ科野菜の主要病害である根こぶ病について、空撮画像から発病株判別のための、観測項目選定調査を行う。
【方法】場内圃場で、春作と秋作ブロッコリーを作付け。試験区は根こぶ病の休眠胞子を接種した汚染圃場(根こぶ区)とアミスルブロム粉剤散布により根こぶ病発病抑制させた圃場(慣行区)を使用。調査項目は、①NDVI値:Green Seeker(Trimble社製)、②株サイズ、③SPAD値(春作のみ)、④根こぶ着生程度を指数段階別に全株調査。調査項目①~③については春作では根こぶ区10株×4地点と慣行区10株×3地点、秋作では全株調査。約1週間毎に調査実施。統計解析はJMP11.0.0を使用。
【結果】近赤外光および赤色光を撮影できるマルチスペクトラルカメラを搭載したドローンでブロッコリー圃場を撮影し、NDVI画像を作成することで、根こぶ病の発病程度が高い場所を効率的に推定することができた。
カテゴリ あぶらな 害虫 省力化 ドローン 春作 ブロッコリー 防除

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