課題名 | 肉用牛の親子周年放牧技術の確立 |
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研究機関名 |
山梨県畜産酪農技術センター |
研究分担 |
草地環境科 |
研究期間 | 完H28~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | (1)夏季放牧用牧草の生産力調査 利用3年目の乾物収量および3年間の平均乾物収量は、トールフェスクが最も多かった。越冬性はトールフェスクが優れ、越夏性はトールフェスクとオーチャードグラスが優れた。農家実証試験地でもトールフェスクの乾物収量が多く、ペレニアルライグラス(ヤツマサリ)の年間合計乾物収量はトールフェスク比50であった。 (2)冬季放牧用牧草の生産力調査 年内収量はライムギが最も優れたが、エンバクとライムギは越冬後に再生しなかった。イタリアンライグラスの越冬後放牧可能期間は4~6月と考えられた。ライムギの農家実証では放牧中の踏み倒しが多く発生し、乾物利用率は6割程度となった。 (3)夏季放牧用牧草の放牧実証(オーチャードグラス) 放牧前乾物草量は標準品種の「まきばたろう」が最も多かったが、乾物利用草量、乾物利用率、採食程度は高消化性系統の「那系28号」が最も優れ、次いで高耐病性系統の「那系29号」が優れた。越夏性や越冬前草勢、秋の被度は「那系28号」がやや劣った。 |
カテゴリ | イタリアンライグラス 肉牛 品種 放牧技術 ライ麦 |