課題名 | 難防除土壌病害虫に対する産地適合型防除対策の構築 |
---|---|
研究機関名 |
岐阜県農業技術センター |
研究分担 |
病理昆虫部 |
研究期間 | 継R1~3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:果菜類の土耕栽培では、土壌病害虫の発生による収穫量の減少が生産不安定の主な要因となっている。中でも、トマトの青枯病やかいよう病、キュウリのネコブセンチュウは土壌伝染性の難防除病害虫であり、 土壌消毒を行う必要がある。本研究では、効果的な土壌い消毒技術を確立しマニュアル化する。 成果:夏秋トマト産地における青枯病を対象として、ダゾメット粉粒剤と灌水処理を組み合わせた消毒方法の土壌深層への効果について検討した。場内圃場(植壌土、灰色低地土・灰色系)において、60kg/10aの処理量で灌水量を1m2あたり100、125、150、250Lで検討したところ、125L/m2が作土層から深層まで土壌中MITCガス濃度が均一となる最適灌水量であることが分かった。また、県内8箇所で現地実証試験を行ったところ、5箇所で発病株率が前年と比較して大きく減少し、消毒効果が確認できた。 |
カテゴリ | 青枯れ病 害虫 きゅうり 土壌消毒 トマト 防除 |