課題名 | 病害虫総合管理技術推進対策事業 |
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研究機関名 |
岐阜県農業技術センター |
研究分担 |
病理昆虫部 |
研究期間 | 継H29~ |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:トマトおよびイチゴなどの果菜類において、難防除病害虫を対象に、効果的かつ環境負荷の少ない防除技術を開発する。 成果:葉ネギおよびタマネギから採集したネギアザミウマ、コマツナおよびトマトから採集したミカンキイロアザミウマの2齢幼虫を供試し、殺虫剤感受性を調査した。ネギアザミウマ幼虫の補正死虫率は、供試した21剤の2/3以上で85%以上であり、多くの剤で高い感受性を示した。一方、ミカンキイロアザミウマ幼虫の補正死虫率が85%以上であった殺虫剤は、供試した16剤中コマツナ系統で7剤、トマト系統で3剤であり、多くの剤で低い感受性を示した。近年日本各地で問題化している産雄型ネギアザミウマは、認められなかった。イチゴ黒腐病の発病に及ぼす環境要因について検討した。多肥および土壌水分の急激な変化について調べたところ、いずれも本病の発病を明らかに助長した。ナス褐紋病に対してベノミル水和剤、マンデストロビン水和剤の防除効果が認められた。 |
カテゴリ | いちご 害虫 管理技術 こまつな たまねぎ トマト なす ねぎ 防除 |