課題名 | 近江米生産・流通ビジョン推進事業 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部水稲育種係 |
研究期間 | 完R1~2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:近江米生産流通ビジョンにおいて、家庭用として位置づけられている「コシヒカリ」と「みずかがみ」について、良食味安定栽培技術を現地実証し、近江米の評価のさらなる高揚を図る。また、水稲新品種候補等の栽培技術の確立、酒米栽培の安定化に向けた技術実証および酒米の優良品種・系統の選定と新品種の育成をすすめる。 成果:登熟期間の気象条件が多照である場合と寡照である場合を想定し、それぞれに対応した穂肥施用法を検討した。登熟期間の前半が寡照条件、後半が多照傾向であった本年度において、玄米タンパク質含有率は寡照対応区の方がやや低く、食味スコア、味度値ともに優れた。一方、多照対応区では、収量は多くなったものの、品質にばらつきが生じ、寡照対応区よりも食味の評価は低かった。 酒米の新品種の育成については、交配を5組合せ、F1養成を10組合せ、世代促進を4組合せ実施し、個体選抜では213個体を、単独系統選抜では10系統を選抜した。未固定系統収量試験では10系統を供試し3系統を選抜し、その結果を踏まえて系統群系統選抜では3群9系統を選抜した。 |
カテゴリ | 安定栽培技術 栽培技術 酒造好適米 新品種 品種 良食味 |