課題名 | スマート農業加速化実証プロジェクト事業 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部 |
研究期間 | 完R1~2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:高い水田率と琵琶湖を抱える本県に適した、大規模水田作の複合経営である(水稲+麦+キャベツ)のスマート農業技術一貫体系を実証する。 成果:ロボットトラクタやオート田植機、自動給水システム、情報コンバイン、AI化キャベツ自動収穫機などのスマート農機を生産現場で実証し、その作業時間や精度等を調査した。その結果、作業時間の低減や既存技術と同等以上の作業精度が実証された。 スマート農機・技術は限定的な活用となり、経営全体として経費削減や収量向上まで至らなかった。さらに、機械費の増加や病害虫発生による収量減少等によって、水稲部門全体の純利益は21,820千円減となった。スマート農業技術により利益を最大化するために期待される経営モデル(労働時間15%減、肥料費10%減、収量5%増、乾田直播30ha増)を試算すると、水稲部門全体の純利益は23,365千円の増加が可能であった。 |
カテゴリ | 肥料 害虫 乾田直播 キャベツ 経営管理 経営モデル 収穫機 収量向上 水田 ロボットトラクタ |