課題名 | 気候変動適応型農作物生産体制強化事業 |
---|---|
研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部 |
研究期間 | 継R1~3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:全量基肥体系による省力化が進んでいるが、気候変動に適応できず収量や品質が低下するリスクが高まっている。特に、夏期が異常高温条件となった場合には生育後半での肥料切れが懸念される。その対策として、ICTを利用したセンシング技術によりほ場毎の水稲の生育状況を正確に把握し、異常気象に対応するための追肥判断基準を策定することで、収量および品質の安定化に資する。 成果:「コシヒカリ」において、NDVIは生育量を十分反映していると言え、生育診断に利用できる。また、診断時期は生育量の変動が少なくなる幼穂形成期以降が適していると考えられた。基準NDVI値0.74を算出したが、指標作成にはさらなるデータ蓄積が必要と考えられた。 「吟吹雪」においては、7月中旬時点でのNDVIが0.84以上の場合に追肥を行うことで、タンパク質含有率の上昇幅を約0.2%以下に抑えつつ、収量増加に効果的であると考えられた。 |
カテゴリ | 肥料 ICT 省力化 センシング |