課題名 | 1.奈良の特産品を用いたオリジナル加工品の開発 1)渋柿を原料とする糖蜜漬けの製造技術の開発 ①渋柿を原料とする糖蜜漬けの製造技術の開発 |
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研究機関名 |
奈良県農業研究開発センター |
研究分担 |
加工科 |
研究期間 | 継R1~R5 |
年度 | 2020 |
摘要 | [目的]原料果実の熟度が加工果実へ及ぼす影響の調査、白濁防止のための糖蜜漬けの加工方法の検討及び包装資材の検討 [方法]異なる熟度(カラーチャート3.3(未熟)、4.3(適熟)、5.7(やや過熟))の原料果実を用いて糖蜜漬けを製造し、品質を調査するとともに糖液の白濁防止法として糖液交換を試み、酸素透過性の異なる複数の包装資材を検討する。 [結果]原料果実の熟度の影響について、熟度が進むと果肉は柔らかくなった。食味のうち、食感はやや過熟に比べ未熟と適熟で良かったが、おいしさに差はなかった。渋味は問題のない程度であった。糖液の濁度は、熟度間で差はなかった。糖液交換は、「糖液交換あり」で「糖液交換なし」に比べて糖液の白濁は低下した。渋味は「感じない」~「わずかに感じる」程度であった。包装資材の検討では、酸素透過性の異なるパウチ5種類で糖蜜漬けを製造し、異なる温度帯(25℃、5℃)で保存した。3ヶ月後調査では、酸素透過性の高いパウチ(ナイロン)の25℃保存で変色が見られ食味が低下した。 |
カテゴリ | 加工 カラー 良食味 |