課題名 | 県オリジナルウンシュウミカン‘きゅうき’の高品質安定生産技術の開発 |
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研究機関名 |
和歌山県果樹試験場 |
研究分担 |
栽培部 |
研究期間 | 完H30~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:県オリジナルウンシュウミカン‘きゅうき’について、栽培適地性の明確化と高品質安定生産技術の開発を行う。 成果:①‘きゅうき’の日没直後の葉の水ポテンシャルの推移は対照品種と同等であり、特に弱い水分ストレスで糖度が上昇する傾向が見られなかったことから、概ね他の早生品種や中生品種の水管理が適用できると思われた。 ②主枝先端の全摘蕾、全摘果および樹冠下部全摘蕾を実施したところ、果実肥大は良好であったものの糖度の上昇が緩やかであった。幼木時の樹勢維持や樹冠拡大のためには早期の全摘蕾や全摘果が有効と考えられるが、高品質果実生産には着果負担や水分ストレスが必要と考えられた。 ③‘きゅうき’の成木について仕上げ摘果時期(8月中旬および9月下旬)およびマルチの有無による品質向上効果を検討したところ、9月下旬に仕上げ摘果を行うことで糖度が上昇した。またいずれの仕上げ摘果時期でも8月上旬からマルチを併用することで糖度が上昇した。 |
カテゴリ | 温州みかん 品種 水管理 |