課題名 | 持続可能な米づくりを目指した省力・低コスト生産技術体系確立(主食用米) |
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研究機関名 |
島根県農業技術センター |
研究分担 |
栽培研究部・作物科 |
研究期間 | 継H30~R4 |
年度 | 2020 |
摘要 | ■目的: ‘きぬむすめ’の多収技術、高密度播種移植技術、リモートセンシングを活用した生育診断技術について検討し、現地でのコスト低減を進める。また‘きぬむすめ’を上回る収量性や食味特性をもつ業務向け有望品種を探索するとともに、栽培技術を確立する。 ■成果: ‘きぬむすめ’のラグ期以降の急激な葉色低下を抑え登熟向上を目的に開発した基肥一発肥料は従来型より収量が向上した。密苗移植方式の10a当たり使用苗箱数は慣行の46%で、収量減は2%にとどまった。水稲の生育量とNDVI値(正規化植生指数)には高い相関があり、幼穂形成期のNDVI値を用いた生育診断技術の実用化に近づいた。対照品種と比較して‘つきあかり’は30%程度、‘にじのきらめき’は10%程度、‘ほしじるし’‘あきだわら’‘恋初めし’は20%程度多収で有望と考えられた。‘つきあかり’の適正施肥窒素水準は8~10kg/10aと考えられた。 |
カテゴリ | 肥料 栽培技術 生育診断技術 施肥 低コスト 播種 品種 リモートセンシング 良食味 |