課題名 | 商品性の高い有機米生産のための栽培技術確立 |
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研究機関名 |
島根県農業技術センター |
研究分担 |
栽培研究部・作物科 |
研究期間 | 止H30~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | ■目的:有機米の生産において、経営規模やほ場区画にかかわらず低コストで実施できる「トロトロ層」形成による抑草技術を土壌条件に関係なく安定的に導入できる栽培技術として確立し実証するとともに、「トロトロ層」形成により窒素肥沃度が高まった土壌条件下においても安定的に良食味な有機米を生産できる技術を確立する。 ■成果:「トロトロ層」の形成を促すための水管理について、平坦部の粘質土では有機栽培開始からの2年間は冬期湛水を行い3年目から早期湛水に切り替えるのが有効であり、山間部の黒ボク土では冬期湛水、現地の砂質土では早期湛水の有効性が認められた。「トロトロ層」形成下で多収を得るには、追肥の効果が高いことが明らかになった。「トロトロ層」が形成するまでの補完的除草技術として、メーカーと共同開発した揺動ブラシ式歩行型除草機は除草効果が高く、欠株率が低いことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 有機栽培 経営管理 栽培技術 除草 除草機 低コスト 水管理 良食味 |