課題名 | 島根農業を支える中核的経営体を育成する栽培技術の確立(イチゴ) |
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研究機関名 |
島根県農業技術センター |
研究分担 |
栽培研究部・野菜科 |
研究期間 | 止R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | ■目的:単収向上(4.0→5.5t/10a)と経営面積20aで販売額1,000万円以上の実現を目指す。そのために、ICTを活用した施設内環境(温度、炭酸ガス濃度、施肥濃度等)の最適化や労働力確保を可能とする作業集中期(育苗~定植期)の労働時間を50%に減少させる。また、春の収穫労力ピークを25%減らす新たな省力化技術を開発し、これら開発技術を円滑に導入するための経営モデルを構築する。 ■成果:施設環境制御方法を導入し、果実硬度を低下させない肥培管理方法を検討。葉柄長、葉長、葉幅は、収穫期において慣行区と比べて、午前重点区及び午後重点区で大きかった。また、‘よつぼし’の頂花房開花は、6月上旬~中旬定植期で、窒素中断処理を8月20日~9月10日に、かつ電照処理を9月3日~17日に行うことで促進されることが明らかとなった。さらに、2戸の新規就農者(就農2~4年)に対する聞き取り調査等から、無育苗栽培による労働時間の削減効果を推測すると、親株管理・採苗・苗管理等の作業削減により、全体の5~17%程度と見込まれる。 |
カテゴリ | ICT 育苗 いちご 経営管理 経営モデル 栽培技術 施設環境管理 省力化 施肥 肥培管理 |