課題名 | モモのオリジナル新品種の高品質安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター
農業研究所 |
研究分担 |
果樹研究室 |
研究期間 | 継H24~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:農業研究所が育成した食味が優れ、果皮着色の少ないオリジナル新品種の生産拡大とブランド化を目指した高品質・安定生産技術を確立する。 成果: 1.「白皇」の裂皮、裂果及び果梗内亀裂小果の発生抑制技術の検討 本品種は、裂皮や裂果の発生が多いため、裂皮の抑制効果が期待される果実袋を供試し、裂皮の発生に及ぼす影響を検討した。その結果、二重袋状の果実袋において、外紙はオレンジ色よりも顔料系の酸化チタンを練り込んたクリーム色、内紙は撥水紙よりもパラフィン紙で、いずれも裂皮を抑制する傾向が認められた。 2.「白露」の収穫判断法の検討 前年度までに、果実硬度に基づく収穫判断の指標となるカラーチャート化を試作した。そこで、本年度は精度検証及び実用性について検討した。その結果、収穫作業に従事する果樹研究室の職員全員に試作のカラーチャートを用いて事前に目合せを行ったところ、適熟と想定される果皮クロロフィル値及び酸味での収穫が可能となった。更に、生産者に対してのアンケート調査では、約9割がカラーチャートを用いると収穫が容易又はやや容易と回答し、6割以上が今後もカラーチャートを使用したいと回答し、実用性が高いことが明らかとなった。 |
カテゴリ | カラー くり 新品種 生産拡大 品種 もも 良食味 |