課題名 | イアコーン収穫スナッパヘッドの現地適応化 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター
畜産研究所 |
研究分担 |
飼養技術研究室 |
研究期間 | 新R2~4 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:約9割を輸入に依存している濃厚飼料の自給率向上のため、平成29年(2017)~令和元年(2019)に「府県における国産濃厚飼料の生産利用システムの 構築」のうちの「経営体府県自給飼料コンソーシアム」において、畜産農家が飼料用トウモロコシの雌穂を飼料として給与し、その収穫残渣(トウモロコシ の茎葉)を緑肥として野菜農家が利用するイアコーンサイレージ生産・利用体系が構築され、その成果の一つとして専用収穫アタッチメント(スナッパヘッド)が開発された。しかし、倒伏した飼料用トウモロコシの収穫等に関して課題を残している。 そこで、倒伏への対応等で課題を残したスナッパヘッドの市販化に向けた改良等を行う中で、県内におけるイアコーンサイレージの生産・利用体系の普及・定着に向け、畜産農家におけるイアコーンサイレージの給与実証及び野菜農家圃場における茎葉残渣の土壌に及ぼす影響の検討を行う。 結果:①県北中山間地の小規模圃場(岡山市北区建部町)(約96a:キャベツ後)及び県南大規模圃場(笠岡市)(約160a:キャベツ後)において、イアコーンサイレージロールを10個(平均552.4kg/ロール)及び26個(平均578.7kg/ロール)を調製した。それらの給与実証を2戸の酪農家(久米南町、笠岡市)の搾乳牛を対象に行った。 ②試験機の圃場作業量(ha/時間)は大規模圃場では0.42ha/時間、小規模圃場では0.3ha/時間であった。また、有効作業率について、大規模圃場では0.76、小規模圃場では0.53となった。 ③笠岡市の圃場における飼料用トウモロコシ作付け前の土壌硬度を測定した結果、25cm~30cmに土壌の硬盤があった。 |
カテゴリ | イアコーンサイレージ キャベツ 経営管理 市販化 飼料用作物 中山間地域 とうもろこし 乳牛 |