課題名 | トルコギキョウの冷房育苗の低コスト化および二度切り栽培(2回目収穫期)の早進化技術の確立 |
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研究機関名 |
高知県農業技術センター |
研究分担 |
花き担当 |
研究期間 | 完 平成30年度~令和2年度 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:育苗期間の短縮や冷房にかかるコスト低減を目的として、従来より高めの冷房育苗温度を検討する。また、二度切り栽培の2回目収穫が、高単価で取引される「母の日」に間に合わないため、環境制御技術などの利用による早進化技術を確立し、生産者の所得向上につなげる。 成果:①定植30日後の節間長は、冷房育苗温度が高いほど短くなり、同じ冷房育苗温度管理では種子冷蔵期間が短いほど短くなる傾向がみられた。またロゼット化株発生率は、冷房育苗温度が高いほど高まり、同じ冷房育苗温度管理では種子冷蔵期間が短いほど高まる傾向がみられたが、2品種については慣行管理でもロゼット株が発生し、冷房育苗夜温18℃昼温36℃で管理した場合には種子冷蔵処理期間の長短に関わらず、いずれの品種もロゼット化した。②供試した3品種において、1回目収穫後の切り下株へ自然低温を2w、3w、4w、5w遭遇させ比較したところ、いずれの品種も収穫時期が遅くなった。切り花品質については早生、中生品種で低温遭遇期間が長いほど切り花長が長くなる傾向が見られた。③‘ボン・ボヤージュホワイト’において1回目収穫後の切り下株への追肥を1回とし抽台後または発蕾後にN成分3kg/10aとする区と、追肥を2回として抽台後+発蕾後にN成分1.5kgと3kg/10a・回とする区を比較したところ、収穫時期の早晩の差は小さく、切り花品質は追肥1回では抽台後追肥の方が、追肥2回では3kg/10a・回の方が優れた。 |
カテゴリ | 育苗 温度管理 環境制御 栽培技術 低コスト トルコギキョウ 品種 |