土壌伝染性病害に対応した露地ショウガ生産体系の開発

課題名 土壌伝染性病害に対応した露地ショウガ生産体系の開発
研究機関名 高知県農業技術センター
研究分担 病理担当
研究期間 継 平成28年度~令和3年度
年度 2020
摘要 目的:根茎腐敗病の汚染程度が高いほ場を対象として、輪作や休耕などによる汚染程度の低減効果を検討し、持続可能な露地ショウガ栽培体系を開発する。青枯病については、発生生態や土壌消毒の効果などを明らかにし、防除技術の開発につなげる。
成果:①根茎腐敗病菌の密度抑制効果が認められる9作物を選抜後、カラシナおよびルッコラの発病抑制効果を確認した。特にカラシナで防除効果が高かった。②所内の高度汚染ほ場で夏季の高温期に各種土壌消毒を実施したところ、土壌還元消毒、石灰窒素処理、転炉スラグ処理において発病株率が低い結果が得られた。③現地発病ほ場では、病原菌は深さ60~90cmからも検出された。発病株付近では菌密度が高かったが、周辺の未発病株では一定の傾向が認められなかった。④クロルピクリンくん蒸剤の発病遅延効果は高くなかった。低濃度エタノールを利用した土壌還元消毒は、土壌中の病原菌密度低減効果が認められた。ウコンへのクロルピクリン錠剤の登録適用拡大に必要なデータを揃えた。⑤石灰窒素を混和した太陽熱消毒により、土壌中から病原菌は検出されなくなった。転炉スラグ等の土壌改良材には、発病抑制効果は認められなかった。
カテゴリ 青枯れ病 うこん からしな くり 栽培体系 しょうが 土壌改良 土壌消毒 防除 輪作 ルッコラ

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