露地野菜の生産拡大を可能とする地域特性に応じたスマート農業体系の開発

課題名 露地野菜の生産拡大を可能とする地域特性に応じたスマート農業体系の開発
研究機関名 佐賀県農業試験研究センター
研究分担 企画調整部,白石分場,三瀬分場
研究期間 新R2~R5
年度 2020
摘要 目的:露地野菜重点品目であるタマネギ、キャベツの機械化体系や新たな振興品目の生産技術を開発し、これらと水田農業あるいは露地野菜同士の組み合わせにより、各地域に適応したスマート農業体系を確立する。
目的:(1)キャベツ品種「いろどり」において、上場・三瀬・白石の3か所でドローン撮影を行い、経時的なNDVI値と球径の測定をした。NDVI値と球径の大きさには、相関が見られた。NDVI値及び球径と球重等の収量データや気温等の環境データとの相関性については、現在調査中である。
(2)タマネギピッカーと運搬車の作業時間や作業精度を調査した。その結果、ピッカーと運搬車を使用することにより、収穫後の拾い上げ作業を省力的に短時間で行うことができることが分かった。また、2か月間の貯蔵も可能であることが分かった。
(3)キャベツ収穫機の作業時間や作業精度を調査した。その結果、機械の設定次第で作業精度に差が出やすく、オペレーターの熟練も必要であることが分かった。また、加工業務用に適する品種、作型、株間、追肥回数について検討した。その結果、株間40cm、追肥回数1回が適することが分かった。
(4)作付け拡大に対応できる省力的品目としてエダマメを選定し、9~10月どりに適する品種と作型の検討を行った。その結果、6月中旬、7月中旬、7月下旬のどの播種期でも「佐賀黒7号」が最も収量が多いことが分かった。
(5)中山間地の涼しい気候を利用し、キャベツの端境期の作型(初秋どり)を検討した。供試した5品種中2品種が安定しており、収穫開始は9月上中旬から可能であった。また、4月どりも検討したが、供試した5品種すべてで低温による内部の黒変症状が現れた。
(6)中山間地において平地より早出しすることを目的に、作型の検討を行った。その結果、収穫開始は9月下旬からとなったが、花蕾の形が乱れていた。10月中旬から収穫開始にすると、花蕾の形は整ったが、アントシアニンが出てくる品種もあった。
カテゴリ えだまめ 加工 環境データ 機械化体系 キャベツ 収穫機 水田 生産拡大 たまねぎ 中山間地域 ドローン 播種 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる