課題名 | 中山間地の新たな特産物になりうる園芸品の創出 |
---|---|
研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
三瀬分場 |
研究期間 | 完H27~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:中山間地の活性化を促すためにその特徴を活かした中核的特産物を創出する。 成果:(1)秋どりタマネギ機械移植のための育苗方法の検討を行った。ロングピッチチェーンポットを利用してタマネギの子球を養成し、夏場そのまま貯蔵した後に再萌芽させた苗を2条植えの簡易移植機で定植した。貯蔵期間も含め長期の育苗になったが、定植作業中にロングピッチチェーンポットが切れることもなく、半自動定植機と同等の作業時間で行うことができた。 (2)雨よけハウスなど既存施設や作付休止畑に導入できる高収益新規園芸品目でトウキの検討を行った。手押し除草機(IWO-A)による除草作業については、7月3~29日の間で17、18日を除く全てで降雨があり作業ができなかったことから雑草が大きくなり、8月24日と9月29日には手取り作業を追加(20h/10a)し、全期間の除草時間は51.7h/10aとなった。また、これまでの佐賀県での取り組みをまとめたマニュアル「野菜用機械を活用したトウ キの省力機械化体系の開発」を作成した。 (3)雨よけハウスなど既存施設や作付休止畑に導入できる高収益新規園芸品目でトレビス・リーキの検討を行った。トレビスは、露地では8月上旬から9月中旬まで定植した結果、8月中旬定植の収量が高かった。8月上旬定植では結球しないことが多く、9月上旬定植以後では収量が少なくなった。無加温ハウスに、8月中旬から9月中旬に定植した結果、8月中旬定植が最も収量が多く、それ以後の定植では収量が少なくなったが、露地ほどの減収とはならなかった。リーキは、播種を3月中旬および5月中旬で育苗期間を3ヶ月および4ヶ月で定植した結果、3月播種、4ヶ月育苗が最も収量が多かった。 |
カテゴリ | 育苗 機械化体系 栽培技術 雑草 除草 除草機 たまねぎ 中山間地域 とうき トレビス 播種 |