課題名 | シンクロトロン光を突然変異原として活用した花きの新品種育成 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
野菜・花き部 |
研究期間 | 完H28~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:シンクロトロン光を用いた突然変異誘発によるキクの実用的な変異系統の育成およびトルコギキョウ等花き類における変異誘発技術を確立する。 成果:(1) 白色輪ギクについては、「神馬」への照射により、低温開花性を有し、切り花ボリュームが向上した1系統を新たに「佐系RK7号」とし、栽培適応性検定試験および現地選抜試験を実施し、現在調査中である。黄色輪ギクについては、「神馬」由来の淡黄色系統へのシンクロトロン光の繰り返し照射を行い、濃色色変個体を獲得した。さらに、桃色「佐賀RK1号」へのシンクロトロン光の繰り返し照射を行った中から濃色変異系統を3系統選抜した。 (2) スプレーギクの桃色のアネモネ咲き育成系統「佐賀10号」の花色変異系統について3系統を選抜した。栽培適応性検定試験および現地選抜試験を実施し、現在調査中である。 (3) 花色変異系統における花色発現解析を行った。キクの花色変異個体における花弁内のアントシアニン分析を行い、濃色個体では原品種よりもアントシアニン含量が増加しており、そのことが花色変異の要因の一つであることが推測された。 |
カテゴリ | アネモネ 馬 きく 新品種育成 トルコギキョウ 品種 |