課題名 | 新規資材の適応試験及び既存資材の施用改善試験 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
環境農業部 |
研究期間 | 継H11~ |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:新規開発および既存肥料の施肥効果を評価し実用的な利用方法を明らかとする。 成果:(1)尿素を含む配合肥料について、水稲の生育、収量に及ぼす影響を検討した結果、慣行肥料と同等の生育および収量が得られ実用性が認められた。 (2)リン酸および加里を削減した配合肥料について、水稲の生育、収量に及ぼす影響を検討した結果、慣行肥料と同等の生育および収量が得られ実用性が認められた。 (3)「さがびより」専用の全量元肥一発肥料について、入水12日前または入水直後に施肥した場合の生育および収量について検討した結果、施用時期に関わらず慣行肥料と当等の生育、収量が得られ実用性が認められた。 (4)中晩生マルチ栽培タマネギに適する緩効性肥料の選抜について検討した結果、CG40(リニア型)およびR30(シグモイド型)の緩効性肥料単用区では溶出パターンに類似した生育を示し、収量は3~4月の窒素供給量が多かったR30区が優る傾向にあった。一方、速効+緩効性肥料区の生育および収量はCG40配合区とR30配合区で同等であった。両者の生育および収量に明瞭な差が生じなかった。 (5)タマネギ専用有機質培土の特性評価を行った結果、ピートモス主体培土は根鉢形成は良好であったが、液肥を潅注するまでの初期の生育がやや緩慢であり、初期生育確保のため保水性および窒素混和量の改善が必要と考えられた。一方、軽量化を重視したヤシガラ主体培土は育苗期間をとおして生育が著しく緩慢であり改善が必要と判断された。 |
カテゴリ | 肥料 育苗 施肥 たまねぎ |