課題名 | 繁殖・育成・肥育シームレス管理による高品質低コスト和牛肉の輸出力強化 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
九沖研 農業経営戦略部 |
協力分担関係 |
民間(7) 独法・国研等(2) 大学等(7) 公設試(8) 協同組合(1) 公益法人(1) 地方公共団体(2) |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | ・ 健全な肥育素牛増産手法の開発に向けて、肥育後半の採食量を高く維持するために育成~肥育前期移行期である7~9ヵ月齢の乾草主体の給与を行い、第一胃内で乾草主体の給与で通常みられる酢酸型発酵が起こっていることを確認した。また、濃厚飼料の給与量を半減したにもかかわらず14ヵ月齢時点で慣行給与と同等の発育を確認した。繁殖効率向上技術については、人工授精適期簡易判定デバイスのコンセプトを基本設計として作成し、年度前半の8月に特許出願した。 ・ 自給飼料生産の低コスト、高TDN(可消化養分総量)・CP(粗タンパク)生産技術については、SOP作成に向けて、エンバクとイタリアンライグラスの混播におけるエンバクの推奨播種量は50~150粒/㎡程度であり、年内草でのエンバクの割合を高めるには、極早生のイタリアンライグラス「Kyushu 1」との組み合わせでは150粒/㎡、早生の「はやまき18」との組み合わせでは100粒/㎡が適切であることを明らかにした。 ・ 「みどりの食糧システム戦略」への貢献が期待される成果として、堆肥など有機質資材の窒素肥効予測モデル(第4期に開発)に基づいた肥効見える化アプリをWeb上で公開してプレスリリースで周知した。農業環境研究部門(農環研)における地温・土壌水分推定のAPIとの連携により、農業データ連携基盤(WAGRI)上に実装できるAPIを作成した。 |
カテゴリ | イタリアンライグラス 低コスト 肉牛 播種 繁殖性改善 輸出 |